東京大学物性研究所 附属中性子科学研究施設

neutrons.issp

Neutron Science Laboratory, ISSP, University of Tokyo
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1.HFIRの現状について

去る5/13にHFIRの#408サイクルがスタートしました。今サイクルでは初めて冷中性子源の運転が開始され、5/16には85MWのフルパワーの状態での運用がはじまりました。2007年度内にはさらに4サイクル(100日間)の運転が計画されています。

日米協力「中性子散乱」の合意によれば、物性研はCTAX2分光器マシンタイムの20%とHFIRのそのほか全ての分光器を仮想的に1台と見なしてそのマシンタイムの14%(JAEAが7%で計20%)を占有することができます。それを越える分に関しても、HFIRの一般課題審査で採択されればマシンタイムを得ることができます。

 

2.今後の日米協力の運用について

5/17-18の日米協力運営委員会では、日米協力課題の申請も今後はORNLのWeb課題申請システムを通すことで合意しました。課題審査においては、学術審査(peer review)、実施可能性審査(feasibility check)、実験環境審査(environmental check)の3つがあります。装置開発(IDT)グループによる占有マシンタイ ムであっても実施可能性審査と実験環境審査は必ず受ける必要がありますので、日米協力課題についても学術審査は国内研究計画委員会が担当しますが、それ以外の審査はORNL側で行います。

2008年度以降の詳細については次のようにとりあつかいます。

  • Type 1:
    • 日米協力占有ビームタイムを使用し、旅費を支援
  • Type 2:
    • ORNL一般課題審査を通過した場合には、旅費を支援
  • Type 3:
    • BNL,ORNLのもつNISTマシンタイムを利用した研究

Type1と2の日米協力課題は、ORNLのWeb課題申請を利用し、申請したことを国内研究計画委員会に通知していただきます。通知がない場合には、一般課題審査として採択されても旅費支援はできません。日米協力国内研究計画委員会では、申請内容について学術審査し、Type 1課題を選定します。それ以外については、Type2として一般課題と同様にORNL側で学術審査を行います。Type 3の取り扱いについては今後さらに詳細を協議します。いずれの場合も、日米協力の原則は

「BNLもしくはORNLの研究者との共同研究を米国側の施設を用いて実施する」

ということになります。HFBR停止後の約10年間は、定義をゆるやかにして運用してきましたが、HFIRの共同利用運営体制が整備されてきたことを鑑みて、今後は本来の原則に準じて運用を行うこととします。

 

3.2007年度課題の運用について

2007年度は過渡的な運用を行うことになります。HFIRで実施する課題については、ORNLのWeb課題申請を行っていただきます。

6/1に2007年11月以降のマシンタイムについてのCall for Proposalsがアナウンスされました。使用可能となる装置は以下の通りです。

  • Ames Lab Triple Axis (HB 1A)
  • Triple-Axis Spectrometers (HB 1 and HB 3)
  • Residual Stress (HB 2B)
  • SANS (CG 2)
  • Bio-SANS (CG 3)

締切は7/16 6am EDT(7/16 7pm JST)となっています。さらに、2007年8月に予定されている#410サイクルで「3軸分光器」を用いて実験を行うことを希望するユーザ−のために6/18 6am EDT(6/18 7pm JST)の締切が設定されています。

 

4.ORNLのWeb申請システムIPTSについて

Webサイトは

です。こちらの記述は分量が多くありますが、内容をよく読んでおいてください。左側メニューからUsers/Submitting Proposalsを選び「Registering and submitting a proposal」というリンク(リンクだと少々わかりにくくなっています)をクリックしてください。または、

に直接いってくださっても結構です。IPTSを利用するためにはユーザー登録をする必要がありますが、以下のステップを踏んでください。

(1) XCAMSのUser IDとPasswordを取得する

「Register in XCAMS」から入れます。User名は自由に選べますが、Passwordはいくつかの候補の中から選ぶことになりますので、きちんとどこかに記録しておく必要があります。Passwordを忘れたときのための質問がありますが、4つ設定しないといけませんので、いずれにせよ登録状況はご自分できちんと管理してください。万が一、登録状況が分からなくなっても、研究計画委員会としては対処ができませんので、ご自分でORNL側とコンタクトをとっていただく必要があります。

(2) XCAMSのUser IDとPasswordをIPTSとシンクロナイズする

(3) IPTSにログインして、申請書を作成する

申請書を作る際に、Userカテゴリーは「Partner User (IAT,IDT)」としてください。作成された申請書はPDFとして取り出すことができますので、それを「a-nakano@issp.u-tokyo.ac.jp」まで「日米協力申請」という単語を件名に入れ、添付ファイルとしてお送りください。お送りいただいた課題について、日米協力課題として取り扱うプロセスにのせるということをORNL側に連絡します。