東京大学物性研究所 附属中性子科学研究施設

neutrons.issp

Neutron Science Laboratory, ISSP, University of Tokyo
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neutrons.issp

2010年6月3日までの情報。

発生日時

2005年10月14〜16日のどこか

症状

2005年10月16日に症状が発見される。10/14までは使用されていた。 1K冷凍機の3Heの還流ラインのバイパス合流部手前のSUS製パイプ溶接部で折れていた。 3Heはほぼすべて大気中に放出されたと考えられる。

原因

パイプの突き合わせ溶接であったことと溶接不良によるものと考えられる。

対処

11/1に太陽日酸の小池氏が来て切断箇所を交換した。 また同時にコンプレッサの圧力調整弁をシールタイプのものから、ベロ―ズタイプのものに交換された。 3Heは新しく注入。

11/1~テスト中。(11/8)

AGNESオレンジの故障について

発生日時

2005年8月30日

症状

2005年8月29日〜31日のT11の実験準備で症状が発生。 真空度が上がって液体窒素注入まで異常がなかったにもかかわらず液体ヘリウムを入れると異常な蒸発がはじまる。

原因:

断熱真空槽をヘリウムリークディテクタで引いてサンプル室にヘリウムを導入すると、2x10-5Torr・l/secの漏れが判明。 ヘリウムタンク、ヘリウム蒸発層などは大丈夫。サンプル室のtailのインジウムが原因と考え、シールし直したが、状況は改善しなかった。 真空槽を開けてチェックした結果、サンプル室(SUS製)とCuブロックの間の溶接上にリークがあることが判った。

対処

修理費用がかかり過ぎる見込みのため、廃止を検討しています。 長い間御愛顧いただきありがとうございました。 しばらくは分解してT11脇に置いてありますので中身など参考にして下さい。

4K冷凍機#3のセンサー交換

発生日時

2005年8月9日

作業

#2センサー(サンプル温度のモニター用)が表示しなくなったので交換した。(8/22) 前のセンサーは基部で配線がとれていた。新しいセンサーは下記の通り、仕様が違うので要注意。

項目 旧 新 種類 シリコンダイオード ロジウム-鉄 serial No. Si27469 R10484(校正テーブル) 定電流 10μA 1mA 形状 3φ穴付きボビンタイプ 円筒状(取付けジグあり)

1K冷凍機No.2(炉室)のヒーター焼損について

発生日時

2005年8月3日

症状

実験中にヒーター電流を流し過ぎたため、ヒーターの抵抗値がほぼ0オームになった。

原因

許容は5W(0.2A程度)だったが、マニュアル等に記載されておらず、MAX値の設定が判らなかった。 そのため、0.7A程度(TEMCONの通常の設定)の電流が流れたと考えられる。

対処

シュラウドを上まで開けた結果、ヒーター自身とそのリード線が焦げていた。 最初にヒーター被服が燃えて巻き線同士接触して抵抗が落ち、より大きな電流が流れてリード線被服も焦げたと推測される。 当初は36AWG(径約0.1mm)のマンガニン線であったが、32AWG(径約0.2mm)の二クロム線(2m)に巻き直す。抵抗値は70Ω程度。

冷凍機の減圧用ロータリーポンプの故障(2件)

発生日時

2005年7月30日

症状

C11においてオレンジクリオを使用中にC11の遮蔽体上のロータリーポンプが異音とともにアークを発生させる。 もう一台同型のポンプを用意するが、こちらはポンプの軸に打ち込まれているキーがすぐに抜けてしまうという問題が出た。

原因・対処

前者はモーター内部で配線がショートしており、モーター部分だけアルバックに修理に出した。 後者はロータリ側の軸が歪んでいるためすぐに抜けてしまうようだ。 これも軸を交換してもらうためアルバックに引き取ってもらった。 とりあえず、残ったロータリとモーターを組み合わせて1台動くようにした。(8/24)

東北大オレンジ#2

発生日時:

2005年7月21日

症状

6G実験準備で発生。 真空度が上がって液体窒素注入まで異常がなかったにもかかわらず液体ヘリウムを入れると異常な蒸発がはじまる。

原因・対処

断熱真空槽とサンプル室間に漏れがみつかる。ヘリウムタンク、ヘリウム蒸発層などは大丈夫。 サンプル室のtailのインジウムが原因と考え、シールし直した。 リークディテクタで確認した結果、B.G.より大きい漏れはみられなくなった。(9/1)

C11のBeフィルター冷却用CTIの故障について

発生日時

2005年7月後半

症状

ある日、コンプレッサから「キー」というかなり大きな連続音が発生し止まらなくなる。

対処

とりあえず、修理から戻ってきたFONDERのCTI用のコンプレッサーと交換。 のちほど、FONDERのCTIで使っていた予備のコンプレッサと交換した。

高温CTI No.2(炉室用) のセンサー交換と接続の溶接

発生日時:

2005年4月〜

症状

センサーNo.2が割れていた。 ときどき温度表示が不安定になる。

原因

ねじでの閉めすぎのせい。 温度が不安定なのはセンサー線の圧着部で温度の変化とともに接触不良となる。

対処

割れたセンサーは交換した。 圧着部を片方のセンサーについてスポットウェルダーで溶接してみた。 開放研にある足踏み式のウェルダーを用いた。(8/18)

縦磁場マグネットの故障について

発生日時:

2005年7月1日ころ?

症状

6Gの実験(準備)で症状が発生。 液体ヘリウムの異常な蒸発。max5%/hの割合で蒸発し、磁場、温調を使用しなくても1日ももたない。 内部での接触かと考え、シュラウドをはずしてしらべるがあきらかな異常はわからなかった。 (前回、窒素シールドの底の蓋が外れていたので、ナットで固定されるようになっていた。)

対処

7/12〜13とOXfordのサービスを呼び、リークチェックをしてもらった。 その結果、サンプル室と断熱真空槽の間にわずかなリーク(1.9×10-8mbar・l/sec)があった。 サンプル室ごと冷凍機から抜いてもらいさらにリークチェックをすると、S/Nが悪くて不明瞭ながらインジウムシールが漏れているらしいと判明。 このことから、キャピラリと配線を外しインジウムシールをし直してもらった。 再び組み立ててリークチェックをすると、今度はBG(7.2×10-10mbar・l/sec)より大きい漏れは見られなくなったので、修理完了とした。

結果

7月半ばから8月最初にかけて冷却テストを行った。結果は良好で、0.2〜0.5%/hの蒸発スピードに収まった。

4K冷凍機#3の故障について

発生日時

2005年6月9日

症状

2005年6月9日、第2サイクルと第3サイクルの間のシャットダウン期間に行ったテスト中に発生。 室温からサンプル缶をつけて冷却している途中、150K付近から不規則な異音が発生。 ピストンの音にスコーンという大きい金属音が混じるようになる。 そのうちに、大きい音の割合が多くなり、温度も100Kあたりから下がらなくなった。

対処

ナガセ電子機器サービスのサービスマンに来てもらい(7/11)、現場(ガイドホールシャッター前)でオーバーホールを行う。 オーバーホールは、シリンダ部をモーターごと取り替えてヘリウムガスで洗浄して満たすというものであった。 その結果、ピストンの異常音は消えて、3.7Kまで冷えるようになった。 しかし最低温まで9時間かかるようになった(10Kまでは2時間で冷える)。

4GのCTIの故障について

発生日時:

2005年6月9日

症状

テスト中に、「ギギギ」というかなり大きな連続音が発生し、ピストン音も途絶えた。 温度も全く下がらなかった。

対処

ピストンを抜いてシリンダの中を掃除する。 また、シリンダ内の部品(帯上のプラスチック製)が一個とれていた(これが原因か)ので溝にはめて再組み立てする。 その結果、動作はしたが15Kまでしか下がらなかった。

FONDER CTIの不具合

発生日時:

2005年5月9日

症状

オーバーホールしたのに温度が12Kまでしか下がらない。

原因

修理から帰ってきて組み立てたが、使用した高圧ホースがもれており、いったん大気圧まで戻った。 そのためアドゾーバーの活性炭などが空気で汚れてしまい、能力が出なくなった。

対処

仁木工芸に再度修理にだす。コンプレッサーのアドゾーバーを真空ポンプで1週間引いてもらい、純ヘリウムガスで充填。(保証期間ということで無償) 古い高圧ホースは廃棄し新しいものに交換。 その結果、8Kまで到達するようになる。(7/15)

 

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