NSL RINGで課題申請書を作成していただく際には、研究の内容について具体的に記述していただく「研究提案書(A4 2ページ)」をアップロードしていただく必要があります。以下の点について、わかりやすく簡潔に記述してください。
テンプレートはこちらからダウンロードできます。←後でダウンロードリンク追加。 ページ全体で味気ないので色を増やしたい
作成上の注意
- 言語は和文または英文とします。
- 分量はテンプレートを使用してA4で2枚以内としてください。3枚以上は受理されません。
- 図表は何枚使用しても構いません。図はカラーも可です。
- 読みやすいフォントとして以下を推奨します。
和文フォント:游明朝、游ゴシック、MS明朝、MSゴシック、Osaka
英文フォント:Times, Times New Roman, Arial, Century, Helvetica
- フォントサイズは、タイトルは14ポイント、本文は10.5から12ポイントとしてください。
記述すべき内容
以下の4点について記述してください。適宜、参考文献を示してください。
・本実験課題に係る研究の背景を、研究の科学的価値が分かるように記述してください。過去に関連の実験や予備実験などを行っている場合は、必ずその結果を示してください。必要に応じて、図表(カラー可)や参考文献を用いてください。
・本実験課題の目的と意義を、できるだけ具体的に記述してください。ここで審査委員に研究の新規性・独創性・重要性をアピールします。
・中性子を用いる理由、申請している分光器を用いる理由なども述べてください。
・試料、使用機器、実験条件、実験手順などを示し以下の例のように具体的に記述してください。
例:試料Aについて、●●冷凍機を用いて、xx K、xx K, ...で測定(1温度Y時間、合計P日)。その後、試料Bについて、△△高温炉を用いてxx K、xx K、...で測定(1温度Y時間、合計P日)。 ......最後に標準物質をxx K、空セルをxx Kで測定する(Q時間)。合計R日を申請する。
・試料名は通称や略称を用いず具体的に書いてください。混晶系やドーブ系化合物などの場合、その組成についての情報もマシンタイム配分の検討材料になります。
・ソフトマターや有機系化合物などでHを含む場合はD化する(している)かどうかも示してください。
・継続課題の場合、前回の実験との相違点についても記述してください。
・特に使用を希望する試料環境機器がある場合は、それが必要な理由も含めて具体的に記述してください。
・特殊な装置や実験手法を用いる場合は、非専門家が読んでも概要が分かるレベルの説明が必要です。装置の配置図・配線図などを示すことをお勧めします。なお、この項目はIRTによる技術審査の対象となります。
・本実験により得られる成果がもたらす科学の発展、一般社会への波及効果等について記述してください。
動作確認を行っている環境(Microsoft Edge およびGoogle Chrome)での使用を推奨します。
本システムの利用にはご自身のアカウントでログインする必要があります。アカウントをお持ちでない方は、まずアカウントを作成してください(5分程度の作業です)。
なお、アカウントは日本原子力研究機構の装置への課題申請システムJRR-3 RINGと共通化されています。
完成したら….
- PDFファイルに変換したうえでNSL RINGにアップロードしてください。アップロードの際には文字化けが無いか、図表が正しく表示されているかなど、審査の支障になるようなことがないようによく確認してください。
- 海外の研究代表者は、実験や各種書類手続きを一緒に行うために最も適切な日本人担当者を選定していただきます。日本の代理人による実験(いわゆるリモート実験)は基本的に認められません。
Frequently Asked Questions
こちらを参照してください。