反強磁性準結晶の存在を始めて明らかに – 周期をもたない長距離反強磁性秩序を発見 –

東京理科大・東北大・ANSTOなどの共同研究グループは、正二十面体準結晶Au56In28.5Eu15.5において世界で初めて反強磁性秩序を実証し、Nature Physicで発表しました。準結晶は1984年の発見以来、周期性を持たない特異な原子配列で知られていますが、長距離反強磁性秩序を有する準結晶の存在自体疑問視されており長年の謎でした。本研究では、磁化率測定でネール温度6.5Kで反強磁性転移の存在を確認するとともに、東京大学物性研究所がJRR-3に所有するGPTASおよびANSTOのECHIDNA回折計を用いた粉末中性子回折実験により時期ブラッグ反射を直接観測し、準周期構造における長距離反強磁性秩序の存在を証明しました。本研究成果はスピントロニクス分野における革新的な応用研究への波及が期待されます。

本研究成果は、Nature Physicsに4月14日に掲載されました。

東京理科大学 Nature Physics