交替磁性体でスイッチ可能なカイラルマグノンを観測

Liu Zheyuanさんと益田隆嗣教授が率いる国際共同研究チームは、第3の磁性体と新しい磁性材料「交替磁性体(Altermagnet)」において、回転方向がスイッチ可能なカイラルマグノンの観測に世界で初めて成功しました。
新しい磁性相として近年注目を集める交替磁性体において、カイラルマグノンの伝搬方向を外部磁場によって可逆的に切り替えられることを実験的に実証しました。この発見は、電子の電荷ではなくスピンを利用する次世代エレクトロニクスに新たな制御自由度をもたらすものであり、超低消費電力情報伝送技術の創出につながることが期待されます。

米国オークリッジ国立研究所での実験では、日米協力事業「中性子散乱」の支援により実施されました。

本研究成果は、米国物理学会誌Physical Review Letterに6月12日に掲載されました。

プレスリリース Physical Review Letters