
結合交換性架橋樹脂(ビトリマー)は、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂の両長所を持つ第三の樹脂として世界規模で注目されている新素材です。名古屋工業大学(研究当時)の林幹人助教らの研究グループは、眞弓准教授や大阪公立大学の鈴木祥仁准教授、滋賀県立大学の木田拓充講師との合同研究で、親水性の高い結合交換ユニットを導入した材料を設計し、湿度刺激により結合交換速度(緩和速度)が向上する新技術を開発しました。熱と水蒸気を組み合わせることで修復効率が急激に上昇する修復性コーティングや修復性樹脂ガラスなどへの応用が可能であり、表面傷やひび、割れなどを熱と水蒸気の刺激によって即座に修復する材料の実現が期待されます。
相分離構造の評価にSANS-Uを利用しました。